勾玉 まがたま
小さい頃、父上に勾玉を渡させ
「お前には母親の違う兄弟がいる。俺の子どもにはこの勾玉を渡しているので、兄弟と称する者と会ったとき、この勾玉を持っていたら本物の兄弟だ」と言われたことがあります。
言った本人は忘れているかもしれません。
それからずっとこの勾玉を大切に持っています。
何だか里見八犬伝みたいですね。
里見八犬伝は伏姫の胸元から飛び散った、役の行者の八つの玉がまた集まって悪を懲らしめる物語です。
普通の家庭だと思っていたけど、違うと気づいたのは自分が子どもを持ってからでした。
普通を教えてくれてありがとう。