どん底から始めるのが成功の鍵
一番最初の事業を起こしたのは、東日本震災の年でした。
どん底はビジネスチャンスです。
こどもを預けていた保育園が、震災後に休園し、開園したと思たら「水代」を請求され、保育園も危機的状況なのか、方針を180度変更し、オプションの嵐!
オプションを頼まないなら、「ただ預かるだけの保育園」になりました。
だったらオプション無しで、「ただ預かるだけの保育園ではない保育園」を、その保育園の近くにすぐ作れば成功すると思い作りましたw
ここで重要なのはスピード感です。
思い立ったら3ヶ月で開園です。
もちろんその保育園から嫌がらせを受けましたけど、そんなのどーだっていいじゃないですか。
周りにも経営者が多かったので、
☆運転資金は3ヶ月分用意。
3ヶ月1人も入園がないことを前提に動く。
☆社労士を雇う。
運転資金はもちろん念頭にあったけど、その時、社労士は意外と思いました。
が、スタッフ解雇、産休等、社労士の出番は多いです。
あとは、毎日保育園に出勤し、見学は全て自分が行いました。
私の教育方針、子育て方針を見学の際に話すことで、賛同してくれる保護者が次々に入園してくれたのです。
当時連載していたサイゾーウーマンを読んでくれている読者ばかりなので、保護者トラブルはほとんど起こりません。
逆に角川慶子という人間がピンとこない人は、入園しないのだと思います。
保護者=角川のファン
というスタイルだったので、クレーマーもいなくてビジネスが楽でした。
あとはオープン当初、園児が少ない時期は、先生を3人のみにして人件費を削減しました。
園児が多くきたら、自分が保育に入ればいいのです。
ただそれだけ。
教育&保育理念に賛同してくれる保護者ばかりなので、出勤しても話は弾みます。
あとは日々、金銭のショートが起きないように祈るばかりです。
9年間毎日祈っています。
小さいビジネスならこれで成功しますが、会社を大きく、支店をどんどん作りたいなら、これではダメですね。
私も分かってます。
最初からどんどん作る気はありませんし、私のビジネスの理想は、こだわりのおもちゃやさんに愛犬と出勤し、コーラ飲んでお客さんを待っみたいなのが好きなんです。
おもちゃを愛する親子、犬や私と話したい人が来ればいいのです。
もちろんおもちゃがバカ売れしないと、つまらないですが、楽しいが一番ですね。